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日光浴びると症状「光線過敏症」乗り越えプロ挑戦…オリ育成1位指名・稲富捕手

紫外線の影響で皮膚に炎症などを起こす光線過敏症に苦しみながら野球を続けてきた兵庫・三田松聖高の稲富宏樹(18)がドラフト会議でオリックスから育成1位で指名され、プロへの挑戦権をつかんだ。今月20日に仮契約をして、「支えてくれた人に恩返しをしたい」と意気込んでいる。


 大阪府寝屋川市出身の稲富は、パンチ力ある打撃と捕手としての肩の強さが魅力。三田松聖高では1年生でレギュラーになった。しかし、当時から全身の発疹に悩まされ、かゆみや痛みが止まらず、夜も眠れない日があった。慢性的な疲れから、体重は90キロから70キロにまで落ちこんだ。


 光線過敏症は、太陽の光を浴びることで皮膚に異常な反応が起きる。一般に「紫外線アレルギー」と呼ばれる症状もその一つで、重い日焼けやじんましん、水ぶくれ、強いかゆみなどが生じることもある。


 稲富は紫外線をさえぎる効果があるという練習着を試したが、改善が見られなかった。2年夏の兵庫大会では「ボールが見えない」と母の千絵さんに弱音を吐いた。延長戦で敗れた5回戦は「フラフラで試合後半の記憶がない。申し訳なさでいっぱいだった」と振り返る。


 大西祐監督は「試合でも練習でも自分で交代を申し出るように」と気にかけ、治療を優先させた。様々な治療法を試し、今年の夏前には症状が改善。主将として臨んだ兵庫大会で敗れて甲子園出場はならなかったが、打線の中軸を打ち、持ち味のフルスイングと捕球してからの素早い送球をアピールした。


 オリックスの谷口悦司スカウトは「同じような症状を持つ人を勇気づける活躍をしてほしい」と期待する。稲富は「まだスタートラインに立っただけ。プロで通用する体づくりをしたい」と表情を引き締める。憧れの捕手というソフトバンク・甲斐拓也のように、育成からはい上がって一軍入りを目指す。(井上敬雄)