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お笑い企画や料理体験…目の病気、治療も支援も「神戸アイセンター」で

iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った網膜の再生医療から視覚障害者のリハビリまで、目の病気に関する取り組みを一体的に行う国内初の眼科施設「神戸アイセンター」が12月、神戸市のポートアイランドにオープンする。治療だけでなく、視覚障害者らが体験できる料理コーナーやクライミング用の人工壁を整備。お笑い芸人が暗闇でネタを披露するイベントも企画し、患者を多角的に支援する。


 センターは7階建てで、同市の外郭団体などが昨年から、総工費約40億円をかけて建設。iPS細胞による網膜の難病治療を進める理化学研究所の研究施設と、同市立医療センター中央市民病院の眼科を移転した病院(30床)が入る。医療用のiPS細胞を培養する施設なども完備し、再生医療の加速を図る。


 このほか、目が見えなくても作りやすいよう、包丁をなるべく使わないレシピなどを利用者同士で考えて料理できるキッチンや、視野の狭い人が車を運転する際の注意点を学べるドライブシミュレーターなどを備えた「ロービジョンケア施設」を整備した。


 クライミング用の人工壁(高さ約3・5メートル、幅約12メートル)は、手足をかける壁の突起物(ホールド)が点滅し、視力に不安がある人も光を頼りに壁を登ることができる。監修したのは視覚障害者のクライミングで世界的に活躍する小林幸一郎さん(49)。「クライミングは体の動きを全身で感じてイメージできる。上達すれば自信がつき、心身に良い影響がある」と話す。


 12月16日には、患者や家族らを招いて、目の見えない人にも漫才などを楽しんでもらうイベントを開催。吉本興業の協力で、お笑い芸人が真っ暗な舞台で話芸を競う「 暗くら ―1グランプリ」や、目隠しをして点字ブロックのコースをリレーする競技などを予定している。


 厚生労働省によると、身体障害者手帳を持つ視覚障害者は33万7997人(2016年度現在)。施設設計に関わった三宅琢・東京大特任研究員は「病院や福祉施設などが個別に取り組んでいた研究や治療、患者支援などを、まとめて提供できる画期的な施設。視覚障害者の社会復帰に大きく貢献できる」と期待する。